クリニックからのお知らせ

■★油断大敵、長引く咳に潜む落とし穴★
今年もいよいよ冬本番。風邪やインフルエンザの流行が気になる季節だ。
実は、これらウイルスや細菌への感染が、長引く咳の一因となる。
この季節は1年の中でも要注意だ。
ウイルスや細菌に感染することで、気管支に炎症が起こる。
ウイルスや細菌は免疫力である程度すると体内から排除されるが、
気管支に生じた炎症はそのまま残る。この炎症が副交感神経を刺激して
咳が出るようになる。気管支に生じた炎症こそが長引く咳の原因となるのだ。
医学的には咳が3週間以上続くと長引く咳という。
だが、一週間経過しても改善しない咳は、長引く可能性と考えたほうがいい
なかにはそのまま治ってしまう人もいるが、2〜3ヵ月続いて治まったように思えても、
炎症がそのものが消えたわけではない。
潜伏しているだけで、また咳がぶり返すことが多いという。
そのうち治るだろうと安易に放っておくのは禁物なのだ。
いちばん恐れるのは、放っておいたまま、あるいは適切な治療をうけないまま、
慢性型の難治性喘息に移行してしまうことだ、そうなって初めて病院を訪れる人もいるが、
現代医学でいかなる治療をしても完治させることはできない
日本人の4〜6%は喘息体質だが、そのような人はより注意が必要。
ほかにも花粉症の人、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎のある人も
要注意という。つまり、何らかのアレルギー体質を持つ人は、
細菌やウイルス、花粉ほこりなどに過敏に反応し、症状が強く表れ、
気管支の炎症が長引きやすいのだ。
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