クリニックからのお知らせ

■★軽い運動で骨の衰え防止★
高齢者になって骨粗しょう症に悩まないためにも
若い時からカルシウムを取るように心がけるべきだ
と同時に、適度な運動も骨の健康維持のためには必要だ。
体重の1〜2%を占めるカルシウムは、そのほとんどが骨や歯に含まれている。
2010〜14年度の5年にわたって使われる日本人の食事摂取基準によると、
日本人のカルシウム推奨摂取量は年齢別に決まっており、男性の場合、
例えば1〜2歳で1日430ミリグラム、70歳以上で722ミリグラムとなっており、
最も多く取らなければならないのは12〜14歳の986ミリグラムだ。
女性だと1〜2歳で412ミリグラム、70歳以上で622ミリグラムとなり、
やはり最も多いのが12〜14歳の804ミリグラムとなる。
ところが、20歳以上の成人の1日あたりのカルシウム摂取量の平均は
男性で501ミリグラム、女性で492ミリグラム。
最も多くとらねばならないとされる12〜14歳のグループが該当する
7〜14歳では、664ミリグラム、622ミリグラムとあきらかに摂取不足だった。
運動不足がこれに加わる。骨は負荷や刺激がかかると強くなるからだ。
運動にはウオーキングや散歩などの軽いものがよい。体によいから、
骨を強くするからといって、張り切りすぎるのはよくない。
日光を浴びながらの散歩が理想的だ。光はカルシウムの骨への
沈着を促進するビタミンDが体内にできることが期待できるからだ。
ただ、膝の関節が痛んでいる人や、すでに骨粗しょう症になっている人にとっては
散歩はきついかもしれない。そういう人たちは水中歩行などを試してみるのもよいかもしれない。
Topページに戻る