クリニックからのお知らせ

■★聴力の衰えを感じたら 早期検査で悪化を防止★ ?

一般の人にも分かりやすい聴力低下のサイン、例えば高い音から聞こえにくくなったときに
起こるのは音の「明瞭感」の低下。言葉の子音が聞き取りにくくなるため、
電話で相手の言うことを聞き間違えたりする。
居酒屋や繁華街などで相手の話が聞き取りにくくなるといった症状も表れる。
逆に、低温域から聞こえにくくなる場合もある。大表的なのがメニエール病だ。
ストレスなどが原因で内耳原因で内耳のなかにリンパ液が過剰にたまる病気で、
めまい、耳鳴り、難聴が主症状。主に低温域の聴力が下がるため自閉感が強くでる。
このほか少人数で話しているのに声が頭に響く。
得意だった英会話で相手の話が分からないなどといった症状も要注意だ。
聞こえの異常が3日以上続くときは、すぐに耳鼻咽喉科で相談してほしい。
聴力低下に早く気づくことは、さらなる聴力低下を食い止めることに繋がる。
例えば、聴力低下の原因のひとつが高血圧、糖尿病など生活習慣病がもたらす動脈硬化だ。
内耳のなかには音を感じる繊毛細胞が無数に存在するが、血流不足がこれらの細胞を
死滅させることが知られている。調査の結果、女性は動脈硬化の原因となる
喫煙を続けている人ほど聴力が低下する傾向があった。聴力低下をきっかけとして
生活改善を図りたい。またこれまで高齢者ノコミュニケーション能力の低下は、
脳全体の機能の低下が原因だと考えられてきたが、
聴力の低下の影響がこれまで考えられてきた以上に大きいこともわかってきた。
初期の認知症と思われてた人の症状が、補聴器などで聴力を取り戻すことで改善されるという。
健康的な人生を送るために聴力低下の早期発見と早期治療の重要性が増しているといえそうだ。
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