クリニックからのお知らせ

■★過活動膀胱★ ?
トイレに急に行きたくなり我慢できなくなったり、
時には漏らしてしまう。こんな場合は膀胱の尿をためる機能が低下して起こる
「過活動膀胱」の可能性があります。40歳以上の日本人の約1割がこうした症状で
いやな思いをしているとみられる。特に肌寒い冬はトイレに行く回数も増えます。
薬や体操で症状改善が期待できるので、年のせいだとあきらめないようにしたい。
膀胱は300〜400??の尿をためることができます。
通常は150??を超えるころから尿意を覚えるが、過活動膀胱の患者では
100|200?で我慢できないと感じる「尿意切迫感」が表れます。
突然尿意をもよおすので尿漏れを予防しようがありません。
急な尿意に何度も襲われ、トイレに駆け込む回数が増える。
「漏らしたらどうしよう」という不安感が大きくなり、
外出を控えがちになることも少なくありません。
就寝中にトイレに行く回数が増えると、睡眠不足に陥る場合もある。
命には直接かかわらないが生活の質の著しい低下を招きます。
この病気は中高年に多く、加齢が影響していると考えられるが
原因は完全に解明されていません。最近の研究では生活習慣病との関連も分かってきました。
男性では健常者に比べ、糖尿病の人は1.7倍、高血圧だと1.9倍、
過活動膀胱になるリスクが高かった。女性ではメタボリック症候群だと
リスクは2倍になった。患者にみられる主な異常は次の2つだ。
一つは膀胱の排尿筋が収縮し、尿道括約筋がゆるんで膀胱から排出される
患者ではこの仕組みに異変が起こり、排尿筋がけいれんするようになる。
この結果、収縮してはいけないときに縮んでしまうという。
一方、膀胱の収縮を命令する神経系のメカニズムが何らかの理由でおかしくなって
しまうこともある。
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