クリニックからのお知らせ

■★顎関節症の生活習慣★ ?
TCHのある人は、職場のパソコンの画面や洗面所など、目につきやすい場所に
「歯を離してリラックス」などと書いた張り紙をして、気づくたびに息を吐きながら
力を抜くようにする。意識して上下の歯を離すようにするのは難しいので、
条件反射のように、張り紙を目にしたらリラックスすることを習慣化するといい。
またストレッチ運動やマッサージを勧めている。
顎関節症の痛みはあご周辺の筋肉が肩こりのような状態になって起こることが多い。
ストレッチやマッサージで血行を良くすると状態緩和につながる。
片方の手を頭の上に添え、耳を肩につけるようなイメージで首の横側を伸ばす方法と、
鼻を脇に近づけるようなイメージで首の横側を伸ばす方法とと、鼻を脇に近づけるような
イメージで頭を斜め前に倒す方法の2種類。下した方の手は床を触るつもり下に伸ばし、
30秒程度かけてしっかりとストレッチする。左右交互に、3回ずつ、少なくとも
朝夕の2回は続けるといい。首の周りや、あごの関節の周辺をマッサージして、
筋肉をほぐすのも効果的だ。ただし、甲状腺に病気がある人は、病気を進行させる
可能性があるので、医師に相談した方がいい。
顎関節症は一度治療しても、生活習慣が変わらないと再発することが多い。
今は症状がない人も、あごに負担をかける癖を続けていると、
痛みなどの症状が出る可能性が高くなる。生活習慣の見直しやストレッチなどの
トレーニングは自宅でもできることなので、思い当たることのある人は取りくんで
みるといいだろう。

・顎関節症は音だけなら治療は不要
顎関節症の典型的な症状として、口を開け閉めするときに「カクン」という音や、
「ザラザラ」というこすれるような音がすることがあるが、音だけなら
治療の必要はない。顎関節症で音が鳴るのは、膝の屈伸運動や首を回したときに
関節が鳴るようなもの。耳のすぐ近くで鳴るので気になるだけで、
あまり心配する必要はない。治療の必要が出てくるのは、
口が大きく開けられなくなったり、口を開け閉めするときに
痛みが出たりするようになってから。ただし、顎関節の治療を専門に行う
歯科医院は少ないが、専門医の治療が大切である。
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