クリニックからのお知らせ

■★血圧、両腕それぞれ測定を★

血圧は左右の腕でそれぞれ測ったほうがいい。
左右で差が大きいと、手足や脳などの血管の病気の危険が高いことがわかるという。
心臓が収縮するときの血圧を扱った論文を調べた。
左右の差が15?Hg以上あると、手足の動脈が狭くなったり、
動脈硬化が進んだりする危険が2.5倍になり、認知症などにつながる
脳血管障害が起きている危険も1.6倍になってきた。
また、循環器の病気で死亡する危険も1.7倍だった。重要なのは血圧の差で、
左右の腕のどちらが高いかは人によって異なるという。
論文は臨床的に意味がある左右の差の理由はよくわからないとしつつ、
今回の結果は、左右の血圧の差は手足の血管の病気によるとする欧州
高血圧学会と欧州心臓学会の見解を裏付けるとしている。
現在、動脈硬化を調べる方法として足首で測った血圧と腕で測った血圧の
比較が行われているが、結論としては両腕の血圧測定を検診などに取り入れることを勧めている。
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