クリニックからのお知らせ

■★逆流性食道炎★ ?
典型的な症状は胸やけや呑酸

胃液や胃の内容物が食道に逆流することによって食道粘膜が消化作用で刺激されたり、
気つけられたりして、みぞおちから胸の下あたりにチリチリと焼けるような
などと表現される胸やけが起こります。食物がしみる感じ、
食道に何か詰まっている感じなどと訴える人もいます。
呑酸といって、酸っぱい液体が食道を通って口まで上がってくる症状もみられます。
かがんだときや食べすぎたあと、特定の食べ物などで症状が強まることもあります。
食道炎による食道の違和感や食べ物が飲み込みづらいなどの食道の違和感や食べ物が
飲み込みづらいなどの食道症状を訴える患者さんの中には、食道がんを心配する人がいますが、
食道がんから直接、食道がんになることはありません。
ただ、胃酸の逆流を長年繰り返しているうちに、胃酸でただれた食道粘膜の一部が、
本来の食道粘膜の組織とは異なる別の組織に変化してしまうことがあります。
これをバレット食道といいここにバレット腺がんという食道がんが発生することがあります。
バレット食道がある人は、ない人に比べて食道がんになるリスクが約10倍高まると
いう報告があります。いたずらに心配する必要はありませんが、胸やけや逆流症状がある人は、
一度、きちんと診断してもらうと安心です。
Topページに戻る