クリニックからのお知らせ

■★心筋梗塞予防のための生活習慣を見直しましょう★ ?
心筋梗塞の発作は「青天の霹靂」のように突然起きます。
発作が起きたら、一刻も早く治療する必要があり、遅れれば死に至ることもありえます。
原因には生活習慣病に伴う動脈硬化が深くかかわっていて、
脂肪分の多い食事や運動不足といった生活を続けていると、
発症のリスクが高くなります。心筋梗塞にならないように、生活習慣を見直しましょう。

・冠動脈が詰まり心筋が壊死
心臓は私たちの生命に直結するポンプ作用を担う重要な臓器です。
心臓の位置は実際には胸のほぼ中央にあります。
握りこぶしくらいの大きさで、心筋というとても強い筋肉でできています。
心筋も他の臓器と同じように、活動するためには血液の補充が必要で、
心臓を取り巻く冠動脈から供給されています。
冠動脈からの供給が滞ると、心臓の働きは低下します。
心筋梗塞の発作は、突然、血のかたまり(血栓)ができて冠動脈を
完全に詰まらせ、血液の流れを止めてしまうことから始まります。
詰まった部分から先の心筋には酸素と栄養が供給されず、
働くことができなくなります。
そのままの状態が続けば、心筋は壊死(組織の一部が死ぬこと)してしまいます。
いったん壊死した心筋は、元には戻りませんが、一気に心筋全部が壊死するわけではありません。
冠動脈が完全に詰まったあと、6〜12時間かけてじわじわと壊死が進行していきます。
この間に治療を始めることが重要です。早く治療を開始するほど心筋の壊死する
範囲を小さくでき、生存の可能性が高くなります。また、心臓の働きが保たれるので、
予後のよい場合が多いのです。「心筋梗塞の発作が起きたら、すぐに医療機関へ」が鉄則です。
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