クリニックからのお知らせ
■★心筋梗塞予防のための生活習慣を見直しましょう★ ?
・動脈硬化が心筋梗塞を招く
心筋梗塞の発症には、動脈硬化が関係しています。
つまり、心筋梗塞にならないためにはまず、動脈硬化を予防しなければならないということです。
動脈硬化は、誰にでも起こる血管の老化現象ですが、
早く老化する人と、いつまでも若々しい人がいるのと同じように、
動脈硬化の進行の度合いには個人差があります。
この差を作っているのがふだんどのような生活を送っているかです。
生活を見直し、脂肪分の多い食生活や運動不足になっている場合は、
改善するようにしましょう。
・胸痛が20分以上続いたらすぐに医療機関へ
心筋梗塞を発症したときの主な症状は、突然の胸痛です。
それは、「胸が絞め付けられる」、「胸がえぐられるような痛み」
などと表現されるほどの激痛で、20〜30分続きます。
胸以外の、首やあご、歯、左腕の内側などの部位が傷むこともあります。
そのほか、冷や汗、めまい、嘔吐などを伴うことも少なくありません。
突然の胸痛が20分以上続いたら、すぐに救急車を呼ぶなどして、
医療機関を受診してください。
高齢者や糖尿病の人は、痛みを感じる神経が鈍くなっていて、
心筋梗塞を起こしているのに、胸痛のような
激しい症状ではなく、息切れや胸やけ、胃の痛みなどが
症状として表れる場合があります。
高齢者や糖尿病の人は、胸痛がなくても、これらの症状があったら、
心筋梗塞の発作が起きている可能性があることを覚えておきましょう。
・発作が起きたら冷静に対処
心筋梗塞の発作が起きた場合には、まず冷静になって、
安静を保ってください。
救急車を呼ぶなどして医療機関を受診する必要がありますが、本人ができなければ、
家族や周囲の人が速やかに対処してください。状況によっては、
救急車が到着する前に応急処置(人工呼吸や心臓マッサージ)が必要になる場合もあります。
心臓に不安のある家族がいる人は、応急処置の方法をマスターしておくとよいでしょう。