クリニックからのお知らせ

■★花粉対策 正しい知識で★ ?
スギ花粉が飛散するシーズンになった。
巷には、様々な花粉症対策や花粉症に効く食べ物などの情報があふれているが、
その中には間違った情報や古い情報が少なくない。
花粉症対策のウソとホントについて、今年2月、花粉症の症状を改善するとして
販売されているハーブ「バターバー」とバターバーを含む食品に、
肝障害を引き起こす疑いがあるとして、厚生労働省は消費者に摂取を控えるように呼びかけ、
事業者にも販売中止を指導した。
このように、花粉症に効くとされているものには、落とし穴が潜む場合がある。
ハーブやサプリメントを飲む場合は、厚労省などの情報サイトで安全性の確認をした方がいい。
一般に花粉症に良いとされる食べ物や飲み物は、本当に効果があるのだろうか。
食品の中には花粉の症状を抑えるというデータのあるものもある。
だが、期待できる効果は薬の半分以下。症状の軽い人向きだ。
食品で効果が検証されている代表例は、免疫の調節に関わる乳酸菌と、
抗酸化作用を持つポリフェノールを含み、炎症を抑える効果のある食べ物だ。
乳酸菌でも種類によって効果が異なるので、花粉症に対する効果が検証されているものを
選ぶ必要がある。大量飛散した昨年に比べ、今年は飛散量が少なくなりそうなので、
症状が軽くて済むと期待する人もいる。確かに花粉が多く飛ぶ日は減り、
ひどい症状の日は少なくなる可能性はあるが、ずっと症状が軽いわけではない。
一方、夜間や雨の日は花粉が飛びにくいので、対策をしなくても良いと考える人もいるが、これもダメ。
花粉飛散数が多い時間帯は昼前から夕方だが、夜間の飛散も珍しくなく、日中落ちた
花粉などで再飛散するときもある。うまく花粉を回避するには、
環境省のウェブサイト『はなこさん』などでリアルタイムの花粉飛散情報を確認するといい。
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