クリニックからのお知らせ

■★頻脈性に薬物療法 有効★
頻脈性不整脈では薬物療法も選択肢だ。基礎疾患のある場合などは手術に踏み切りにくく、
薬物療法が有効とされる。薬物療法に用いる抗不正動脈薬は4種類ある。
拍動を安定させる「ナトリウムチャンネル遮断薬」「カリウムチャンネル遮断薬」
「カルシム拮抗薬」と、交感神経の興奮を抑えて心拍を調整する「β遮断薬」だ。
不整脈の種類などによって使い分ける。心室頻拍などの不整脈にはβ遮断薬をまず投与し、
それでも不整脈が収まらなければ効き目が強いカリウムチャンネル遮断薬のアミオダロンを
投与する治療が考えられるという。ただ、抗不整脈にも様々な副作用があるため、注意が必要だ。
治療で新たな不整脈が引き起こされる可能性もある。
アミオダロンは甲状腺機能の問題や間質性肺炎を起こすリスクを伴う。
定期的な血液検査などが必要で、服用には専門医の指導がかかせない。
不整脈の中でも心房細動は、抗不整脈だけでなく抗凝固薬も使う必要がある。
血栓ができやすく脳梗塞などにつながるためで、血液が固まりにくくなる
抗凝固薬ワルファリンを使うのが一般的だ。ただワルファリンはビタミンKが多い
納豆などを食べると効き目がなくなるため、食事制限が必要。
患者より適切な投与量が異なるので微妙な調整も欠かせない。
Topページに戻る