クリニックからのお知らせ

■★マラソンめざす前に★
いまや日本は空前のジョギングブームだ。走ることは、スポーツの原点のひとつ。
いつでもすぐにできる気軽さとともに、ダイエット、下半身の筋力アップ、
循環器の強化などに最適といえるかもしれない。
しかし、走るだけといってもケガは意外と多い。
陸上競技の長距離選手の障害は、発生率の多い順に
?下腿 ?足部 ?足関節・アキレスけん ?膝・大腿部・臀部・腰部。
短距離走やダッシュ練習時には
?足関節・アキレスけん ?足部 ?膝・腰部 ?下腿 となる
マラソン出場を目指して走り出す人は近年増えてきた。
高い有酸素能力と筋持久力が求められる。
その間、着地と蹴り出し動作の回数はおびただしいものとなる。
トレーニングで走り出して一ヵ月が経つと、膝やふくらはぎを傷める。
原因は、コンクリートなどの硬い路面。靴底の硬いシューズを履いてトレーニングをしていると、
足底からの衝撃でまず膝を傷める。徐々に走る距離を伸ばして10??以上走るころには、
脚の筋肉や膝の半月板などに疲労がたまる。また着地時の衝撃が脛骨や中足骨などの疲労骨折
着地や蹴り出しのエネルギーがアキレスけんや膝蓋腱の炎症や断裂を生む。
走る前に20分以上のコンディションづくりが必要だ。足先の指から足底、
足背、足関節、ふくらはぎ、膝へと、順番に心臓の方へ向かうように運動をする。
関節や筋肉を十分に伸ばし、左右のバランスをキープできるように鍛える。
一汗かくほど集中すべきだ。走っている時に痛みを感じたら5分ごとに痛みをチェック
する。5分前の痛みより強くなるようなら、危険と判断しトレーニングは止める。
5分後の痛みが軽減するようなら良性の痛みと判断し、さらにランニングを続ける。
スピードアップして様子も見る。練習後は素早く下肢の筋肉を中心に冷やし、
疲労を取り除いてたんぱく質などの補給をしよう。
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