クリニックからのお知らせ

■★隠れ糖尿病★ ?


糖尿病になる前の予備軍(境界線)には、
空腹時の血糖値が高いタイプ(1デシリットル当たり110〜125ミリグラム)と、
食後の2時間値高いタイプ(140〜199ミリグラム)がある。食後血糖値が高い方が、
心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいことがわかっている。
隠れ糖尿病や予備軍を見つけ出すには、自宅での尿糖チェックが有効だ。
薬局で売っている尿糖検査紙に尿をかけて、色調表と比べて陽生かどうか判定する。
検査紙のほか、携帯型の測定器でも尿糖値を調べることができる。
食後の高血糖は炭水化物の量に関係するので、夕食時にごはんなどを多めにとって
2時間後にチェックするのが効率的。健康な人はいくら食べても食後140ミリグラムを超えないが、
インスリンの分泌が悪くなると、たくさん食べるほど血糖値は高くなる。
検査はあくまで糖尿病を見つけ出すふるいわけにすぎない。ある会社の健診で空腹時血糖が
126ミリグラム未満だった人に自宅で尿検査をしてもらい、一定以上の尿糖が
検出された人にブドウ糖負荷試験を実施したところ、21人中9人が糖尿病だった。
検査で陽性だったからといって、ただちに糖尿病というわけではないが、
そのリスクは高いので病院で専門的な検査を受け、医師の診断を受ける必要がある。
隠れ糖尿病や予備軍の人は放っておくと、糖尿病が悪化したり、糖尿病になったりする。
しかし、食事に気を配り、1日30分以上、早歩きなど中等度の運動を週5回以上やる運動習慣を
身につければ、糖尿病の発症予防が期待できるという。30分継続しなくても、
できるときに10分ずつでいいから、早歩きのような中等度な運動をすることが大事です。
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