クリニックからのお知らせ

■大人もかかるぜん息2
気道に慢性の炎症がおこる場合は、主にアレルギーです。
人間の体には、外からの異物(抗原)が入ると、抗体を作って
排除しようとする動きがありますが、この仕組みが過剰に働いてしまうと、
体に不都合な症状が起こります。これをアレルギーといい、ぜん息もその一つなのです。
アレルギー反応を起こさせる抗原のことをアレルゲンといい、
家の中のダニやホコリ、カビ類ペットの毛などがあります
アレルゲンは、検査で特定できるとは限りません。アレルゲンが不明の場合もあるのです。
アレルゲンが特定できるものを「アトピー型ぜん息」といいます。
一方、アレルゲンが不明な場合や、風邪やインフルエンザなどの感染症、
煙草の煙、薬、ストレスなどが誘因となっているものを「非アトピー型ぜん息」
といいます。両者の要素を合わせ持つ「混合型」もあります。
子供は約9割がアトピー型ですが、大人は非アトピー型が多いのです。

さらに大人のぜん息は子供に比べ、重症化や慢性化が多い傾向がみられます。
慢性化すると、自分でも異常に気付かないで過ごしてしまう場合があります。
少しでも気になる症状があるなら、かかりつけ医に相談してください。
そのほか、高齢者のぜん息には、別の病気を併発することが少なくありません。
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