クリニックからのお知らせ

■★かくれ肥満★
太ってないから大丈夫と安心して、不摂生を続けていませんか。
中高年世代の人は、若いころと見た目は変わらなくても、
実は脂肪が多いかくれ肥満に注意が必要です。
そもそも肥満とは、身長に対して体重が重すぎる人を意味する言葉。
日本肥満学会は、体重を身長での2乗で割った体格数BMIが25以上の人を肥満と定義している。
この基準にはあてはまらないが、体内に過剰に脂肪がたまった状態がかくれ肥満だ。
皮下脂肪に比べ、内臓脂肪の増加は害が大きい。中性脂肪や血圧、血糖の値が高くなるのを
防ぐ働きがあるホルモンが減り、心臓病や糖尿病になりやすくなるからだ。
かくれ肥満の明確な定義はないものの、BMI25未満で、ウエストが男性なら85センチ未満、
女性なら90センチ未満なのに、腹部の内臓脂肪が100平方センチ以上の人をさすのが一般的という。
特に、中高年男性がなりやすい。年をとるとエネルギーの消費量が減って、
内臓脂肪がたまりやすくなるからだ。中高年男性の15%〜20%は、かくれ肥満の可能性がある。
もともと肥満ではない人が急に太ると、皮下脂肪よりも内臓脂肪がつきやすく、
糖や脂質の分解と合成が正常にできない代謝異常が起きやすい。
ただ、内臓脂肪は急激に増える分、食事や運動など少しの努力で落としやすいという。
一方、女性ホルモンの影響で内臓脂肪がつきにくいが、閉経後は注意が必要だ。
内臓脂肪の面積は腹部のCT検査で測るが、最近は内臓脂肪の量を推計する家庭用の体重計も普及してきた。
BMIが正常なのに内臓脂肪が多めという判定が出たら、人間ドック、人間ドック、などに合わせて、
腹部CTを受けるといい。若い人も油断はできない。BMIは25未満だが、
脂肪が多く、かくれ肥満とみられる人が47%いた。食事のバランスが悪く、
週2〜3回以上食事を抜く割合が正常群に比べ高かった。
若い時からこんな生活では早い時期に高血圧症や糖尿病などの生活習慣病にかかってしまう。
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