クリニックからのお知らせ

■★人間ドック、追加項目は!(50代は肺がん検査を)★ ?
そろそろ健康診断の季節だ。人間ドックを受診する人も多いだろう。
基本メニュー以外に、自由に選べるオプションの検査が豊富な施設も増えている。
だが、どれを選んだらいいのか、利用者としては迷うところ。
有益なオプション検査について説明します。
日本人の死因のトップはがんで、死亡総数の30%。
次いで心筋梗塞などの失速患が16%、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患が10%、
この2つは動脈硬化性疾患だ。トップ3で全死亡数の過半を占めるだけに
がんと動脈硬化への早期対策こそが人間ドックの目的です
自覚症状が出にくく罹患数の多い疾患の発見のために人間ドックの
基本項目を定め、各施設はそれらをベースにメニューを構成している。
特殊な装置が必要だったり、対象者が限られたりする検査はオプションとして
提供されることが多い。オプション検査の有益性は年齢によって違ってくる。
そこで、様々な検査について推奨年齢をまとめてみた。
がんの部位別死亡率1位の肺がん。その早期発見につながるので胸部CTだ。
肺がんは羅患率、死亡率とも40代後半から上がり始め、
高齢ほど高くなる。50歳になったら、特に喫煙者は胸部CTを受けた方がいい。
肝臓、胆のう、賢臓などの様子は、基本メニューの腹部超音波検査で
かなり分かるからだ。膵臓だけは超音波では限界があるが、
基本は超音波で怪しい部分があれば腹部CTという対応でいいという。
一般にがんは中年以降、羅患率が高まる一方だが、
女性の乳がんや子宮頸がん、体がんは異なる。
特にHPVというウイルス感染が原因の子宮頸がんは20歳後半からの高まり
40代でピークを迎えるので20代から検査するのが望ましい。
オプション検査で受信者が多いのは腫瘍マーカー。
血液検査でがんが調べられるので人気だ。大腸や膵臓・胆道、卵巣など
臓器ごとにマーカーがあるが早期発見に有効といえるのは、
前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAぐらいというのが専門家の見方だ。
Topページに戻る