クリニックからのお知らせ

■★虫刺され★ ?
気温があがり、野外に出かける機会が多くなると悩まされるのが虫刺され。
深刻な結果につながることもあり、注意が必要です。
日本には、命を脅かすほどの猛毒を持っている虫はほとんどいません。
でも、ハチに刺されて亡くなるといった事故が国内で相次いでいる。なぜだろう。
犯人はアレルギー反応。体を守るはずの免疫が、虫が注入した異物に過剰に反応するせいだ。
花粉症のしくみと似ている。特に激しい反応はアナフィラキシーと呼ばれ、
じんましんや吐き気、呼吸困難などの激しい全身症状をもたらす。
一時間以内に意識を失って死に至る場合もあるから、すぐに救急車を呼ぼう。
ハチが原因の場合が多いが、アリの仲間オオハリアリに刺されたり、
ムカデにかまれたりして起きた例も報告されているという。
反応の度合いは体質で決まり、大半の人はそう心配はいらない。ただし、2度、3度と刺されているうちに、
次第にアナフィラキシーを起こしやすくなることもある。
養蜂家など職業上刺されやすい人や、過去に重い症状が出たことのある人は気をつけよう。
リスクのある人は、ショック症状を和らげるアドレナリンの自己注射薬を携帯するのも手だ。
昨秋、保険適用された。処方できる医師は限られているので事前に確かめたい。
蚊やブユ、ケムシに刺されて起こるかゆみやはれもアレルギー反応だ。刺された直後からかゆくなり、
数時間以内に収まる「即時型」と1〜2日後に症状が出る「遅延型」の2種類がある。
かゆみや腫れが強ければ、皮膚科でステロイドホルモンの塗り薬や飲み薬を
処方してもらうと回復が早い。特に子どは、かき傷から細菌に感染してとびひになりやすく、
抗生物質が必要になることもある。アレルギーなので刺された後治療は対処療法しかありません。
刺されないようにすることが大切です。
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