クリニックからのお知らせ

■★胃にやさしい食事★
不況や節電など、様々なストレスがあることが影響しているのだろうか、
胸やけや胃痛などを抱えて来院する人が今年は多い。
胃は空腹時はわずか数十??ほどの容量だが、食べ物が入ると2?程度程度にも
大きくなるとされる。胃の運動と胃液によって、食べ物は粥状になる。
たんぱく質は消化酵素によって消化・分解され、強い胃酸は口から入った細菌を殺す。
胃本体には吸収作用はほとんどなく、水分やアルコールなどをわずかに吸収する程度だ。
消化には意外に時間がかかり、食べ物の種類によって異なるものの、
少なくとも数時間はかかるとされる。つまり食べ終わった後も、
私たちの胃はずっと静かに働き続けている。だから、胃の負担を軽くするには、
まず食事をするときによくかんで食べることが大事だ。
胃液は、メニューをみたり、何食べようか考えたり、匂いを嗅いだりすることが刺激ととなって出る。
また胃に食べ物が入ったことによる物理的・科学的刺激によっても、反射的に胃液が分泌される。
炭酸水や適度のアルコールは、胃粘膜を刺激し、運動を促進するとされる。
一方で、たばこは胃の働きを抑制するので、たばこを吸いながら食事をするのは胃を苦しめることになr。
また、胃酸は年をとるにつれて微妙に減少するので、年齢とともに脂っこい食事ができなくなる。
さらに、胃の働きに大きく関係しているのが心理的な要因。嫌いな食べ物、いやなにおい、
同席したくない相手との食事、大事な商談の会食など、緊張感やプレッシャーがある時や、
悲しみや怒り、心配、疲労などを感じるときは、交感神経を介して胃酸のの分泌と胃運動が抑制される。
ビールやシャンパンでまずは乾杯し、食前食中に炭酸水を飲むのは、胃の働きを助けるるために意味がある。
ただ、なによりも胃にやさしいのは、好きな人や友達と、好きなメニューを選んで、
ゆっくりとよくかんで、食事を楽しむことだろう。
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