クリニックからのお知らせ

■★梅雨明け前の熱中症対策★ ?
今年の夏に気をつけたい熱中症は梅雨の今こそ対策を始めるチャンスだ。
適度な運動で発汗を促すなど暑さに強い体づくりを心掛けることを専門家は勧める。
ただ、湿度が高いと熱中症になりやすいため、梅雨の晴れ間には注意したい。
健康な人は本格的な夏を迎える前に、暑さに強い体を作ることを勧めている。
その取り組みとして「インターバル速歩」を挙げる。早歩きとゆっくり歩きを
3分ごとに繰り返す。これを30分続ける。速歩はしばらくすると汗ばみ、
ちょっときついと感じるくらいが目安だ。高齢者や体力に自信がない人でもできる。
背筋を伸ばし、25メートルほど先を見ながら、腕を大きく振り、できるだけ大きな歩幅で歩く。
腕を直角に曲げると大股になりやすいという。軽い運動ができる服装で、
曲がりやすく、かかとにクッション性がある靴を使う。
速歩をするのは朝夕の比較的涼しい時間帯を選ぶ。熱中症は夏の盛りになりやすいと
思われがちだが、梅雨の晴れ間や蒸し暑いときも要注意だ。湿度が高いと、
汗が乾かず体温が下がりにくくなるからだ。特に急に温度が上がる梅雨の晴れ間や
梅雨明け直後は気をつけよう。消防庁によると、梅雨の晴れ間で各地で
真夏日になった昨年6月28日、全国で約730人が熱中症で救急搬送された。
全国的に雨が多かった前日の3倍以上で、盛夏の8月前半と同じ水準だった。
心がけたいのはこまめな水分補給だ。
外出前や就寝前、運動前など、何かをする前にコップ一杯の水を飲むようにする
少しずつ水分を取った方が水分の吸収はよくなる。人間は体の水分の2%程度を
失ったときに「喉が渇いた」と感じる。渇きを覚えたときには脱水症状が進んでいる可能性がある。
大量に汗をかくと、ナトリウムなど体内の塩分も一緒に出ていく。うまく補わないと
筋肉痛などを引き起こす。成分表示にナトリウムが記されたスポーツドリンクなどで補給しよう。
服装でも工夫が可能だ。室内にいるときは、薄手のTシャツや短パンなど肌の露出が多く
放熱しやすい服を着る。ノーネクタイで上着は着用しないなど、
オフィスでも可能な限り軽装にする。汗を吸いにくいワイシャツやブラウスの場合は
速乾性の下着にすると、べたつきを防いで不快感が減る。
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