クリニックからのお知らせ

■★健康食品と薬の併用にご注意★ ?
健康食品を薬と併用したり、複数を一緒に飲んだりなど問題のある使い方をしている人もかなりいることが分かった。
専門家は健康食品の利用方法が正しく理解されていないとしている。
健康食品を健康の保持増進に資するとして販売している食品と定義し、
3万人を予備調査された。59%がほとんど毎日またはたまに健康食品を使うと回答。
50代以上は3割がほぼ毎日利用していた。この調査をもとに今年、20〜79歳の
利用者1万人からインターネットで聞いた。利用者の半数は、錠剤や粉状のサプリメントを
2種類以上飲んでいて、年齢が上がるほど複数の種類を利用する人の割合が高かった。
目的は「体調の維持・病気の予防」がトップで50%。次いで健康の増進(43%)。
満足度を聞くと「満足」「やや満足」合わせて59%だった。健康食品で不健康な状態を
改善しようとした経験がある人は42%。肥満や生活習慣病、アレルギー体質などがある
ハイリスクの人だけでみると、50%に達した。目的は、ダイエットやコレステロール値の改善、
カルシウム不足の不足などが多かった。また現在の利用者のうち34%が病院でもらった
薬と健康食品を併用し、肥満などハイリスクの人だけだと46%だった。
通院中で薬を処方される際に医師や薬剤師から健康食品の利用の有無を確認されたことがない人が78%いた。
健康食品は、法律上の定義がない。国の制度である「特定保健用食品」と「栄養機能食品」
を除けば、食品の有効性や安全性の基準もない。健康食品による事故はたびたび起きており、
2007年にはスギ花粉入りのカプセルを飲んだアレルギー患者が意識不明になった。
02〜06年には、中国製ダイエット食品で約8000人が肝機能障害などの被害を受け、4人が死亡した。
健康食品の成分によっては薬の効果を弱めたり副作用を強めたりすることがあり、
薬とは併用しないのが原則。どうしても使うなら医師や薬剤師に相談する。

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