クリニックからのお知らせ

■★水分とダイエット★
今年の夏も暑くなりそうだ。夏に向けてダイエットに励む人は多い。
水を飲みすぎると太ると考えている人がいるが、水はゼロカロリーであり、
太るというのは勘違いだ。飲むと一時的に体重が増えたように感じるが
余分な水分は排出されて、しばらくすれば元の体重に戻る。真冬に多い脳梗塞は、
意外と夏にも多い。ダイエット中の人は、カロリー制限はともかく、水を飲まないと
血液中の水分が減って血が固まりやすくなり、脳梗塞が増える。炎天下でのスポーツなどで、
多くの水分が失われ脱水症状になる。最近は運動中に水分を補給することの重要性や
熱中症の危険性について認識が広がってきているが、それでも油断は禁物だ。
スポーツで頭から水をかぶったような汗びっしょりの状態は、水分は2〜3リットル
、塩分は10〜15グラムの喪失に匹敵すると言われる。体重の3%以上の水分を失うと脱水症状が進み、
5%を超えると命の危険に陥る。これから夏を迎えダイエットを目指す方には、
水分を多めにとることを勧めたい。起床時、3度の食前・食事中、のどが渇いたときや空腹時、入浴の前後などのタイミング、
就寝1,2時間前などにコップ一杯のミネラルウォーターなどの水を飲むことを提案する。
硬水は利尿作用も高くダイエット効果も期待できる。ミネラルウォーターを飲んで減量を目指す
「ミネラルウォーターダイエット」は、毎日続ければ脂肪は徐々に少なくなり、減量に有効だといえる。
副作用もなくリバウンドも少ないので、中高年にはお勧めだ。
血糖が低下すると脳の摂食中枢が刺激され、私たちは空腹を覚える。
このときまず水をコップに1、2杯飲むと、胃液が薄められて、胃酸の酸性度が下がり、
食欲が抑えられる。このように水分を上手にとると、過剰な食欲や間食を抑えることができて、ダイエットにつながる。
一方で、炭酸水は胃粘膜を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を促す側面もある。胃の働きを助けるので、
適度にとれば夏バテによる食欲低下を防げるとともに、多く取れば満腹感を得ることもできる。
この夏、炭酸水を上手に利用して、理想のスタイルを目指してはいかがだろうか。
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