クリニックからのお知らせ

■★帯状疱疹後の神経痛★
水疱瘡に一度かかると、原因のウイルスは一生、体内の神経に潜んでいます。
疲れや病気で免疫の力が落ちると、そのウイルスが神経に沿って再び活動を始めます。
その結果、体の片側にピリピリとした痛みが出て、発疹がでることがあります。
これが帯状疱疹です。抗ウイルス薬や抗炎症薬で治療します。
炎症によって神経に傷がつくことで、痛みが残っているというデータがあります。
治療法は神経の興奮を抑える抗けいれん薬や、抗うつ薬が効果的です。
痛みが強い場合には、医療用麻薬と呼ばれる中枢系の鎮痛薬を処方します。
そのほか、痛みのある部分に局所麻酔を注射する神経ブロックをすることもあります。
神経痛の治療は痛みの治療を専門にしているペインクリニックや神経内科の受診を
お勧めします。薬による治療の選択肢も増えているので、自分にあった治療を
探すことが大切です。ただし、神経痛に一度なると、その痛みをゼロにすることは
難しいのも事実です。痛みをできるだけ残さないよう、帯状疱疹になったら
早めに治療を始め、初期に痛みを取ることが大切です。
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