クリニックからのお知らせ

■★結膜の出血→加齢などが原因★ ?
朝目が覚めたら、怪我をしたわけでもないのに白目が赤くなっていた。
突然の症状に驚く人は多いが、そのほとんどが結膜下出血とよばれる症状だ。
痛みはなく視力の低下にも影響はないため、見た目の派手さほど不安視する必要はない。
どんな人がなりやすいのか?目の表面のうち、白目は、強膜という強い膜の上に
半透明の結膜が覆う形で成り立っている。強膜と結膜の間には多数の細い血管が走っていて、
これがなんらかの原因で破れると結膜の下に出血が広がり、結膜下出血になる。
血管が広がり、結膜下出血になる。血管が拡張する充血とは違い、出血すると血管は見えず、
全体が赤く染まるのが特徴だ。出血の原因ははっきりしない場合が多いが、加齢に加え、
動脈硬化、高脂血症、糖尿病を患っている人は血管自体がもろくなっているため、
ちょっと目をこすったりするだけで出血する可能性がある。加齢で白目の結膜がたるむこと
によって生じる「結膜弛緩症」の人も、結膜下出血を起こしやすくなっている。
60代以降に症状が現れやすいという。結膜には元々、上下左右などの眼球運動などに
耐えられるよう適度な緩みがあるが、眼球運動や瞬きを繰り返すことで、
その緩みが過剰になり結膜弛緩症となる。結膜がたるむと、涙があふれやすくなったり
目がゴロゴロしたりすると同時に、結膜の動きに、毛細血管が引っ張られて結膜下出血を
起こす確率が高くなるという。出血自体は、10日から2週間程度で自然に吸収される。
結膜弛緩症も「結膜の緩みを伸ばす手術で治すことが可能。

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