クリニックからのお知らせ

■★高齢者の肉食で骨折、貧血を予防★ ?
中高年にとって、肉のとりすぎはメタボリック症候群につながるという
印象が強い。だが、高齢者だと事情が変わる。体重を身長の二倍で割って出すBMI(体格指数)
が20以下のやせている高齢者は早くなくなる傾向にあった。老化に伴って食が細くなるうえに、
栄養の吸収率が下がる。野菜ばかり食べていたら、栄養不足になってしまうからだ。
特にたんぱく質が不足すると、足腰の筋力が低下し、転倒しやすくなる。
高齢者の弱った骨は折れる危険性も高く、寝たきりになって
しまうからだ。特にたんぱく質が不足すると、足腰の筋力が低下し、転倒しやすくなる。
高齢者の弱った骨は折れる可能性も高く、寝たきりになってしまう。病原体などから身を守る
免疫機能も低下しがちだ。人間の筋肉や内臓などを作るたんぱく質は20種類のアミノ酸からできている。
トリプトファンやリジン、バリン、メチオニンなど9種類の「必須アミノ酸」は体内では合成できず、
食事で補うしかない。肉は魚介類とともに必須アミノ酸をバランスよく含んでいる。
一方、植物性食品は大豆を除いて含有量が少ない。肉は最も効率的に必須アミノ酸を取り込める
肉に含まれるアミノ酸は加熱調理しても壊れにくい。体内で吸収される効率も97%と高く、
植物性の84%を上回る。貧血予防にも役立つ。貧血は若い女性に多いと思われがちだが、
高齢者でも10に1人いるとされている。特に多いのが鉄分が不足することで起こるタイプだ。
鉄分が多い食品というとホウレンソウを思い浮かべる人が多いが、体内に吸収されにくい
構造になっている。肉に含まれる鉄分は吸収効率が20〜30%と、植物性のものよりも2〜5倍高い。
牛肉の赤身やレバーは鉄分を多く含む。脂肪に含まれるコレステロールも、適量なら血管を丈夫にし、
脳卒中を防止する効果があるとの報告も出ている。
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