クリニックからのお知らせ

■★扁桃炎★
扁桃炎とはのどの奥の両側にあるアーモンドのような形をした口蓋扁桃を、一般に扁桃と呼んでいます。
扁桃は細菌やウィルスを攻撃して体を守る働きをしています。常に細菌などにさらされていますが、
疲れがたまったり抵抗力が落ちたりしていると、炎症がおこることがあります。
これが扁桃炎です。のどの痛みや高熱を伴うことがあります。
扁桃腺の表面にはくぼみがあって、細菌やウイルスの死骸が固まってたまり、白い膿の塊になることがあります。
特に症状がなければ放っておいても問題がありませんが、炎症を起こしている場合には吸引器で取ったり、
生理食塩水で洗浄したりします。ほかの治療法は、痛みや炎症があれば、まずは抗生物質で治療します。
扁桃炎を放置すると、まれに腎臓や皮膚の病気につながることもあります。一般的な目安として、
炎症による高熱を年に4回以上繰り返している「慢性扁桃炎」の場合、手術を勧めます。
全身麻酔による約一時間の手術で、両方の扁桃を摘出します。手術後は出血のリスクもあるので、
1週間ほど入院します。治療費は入院費を含め、一般に3割負担で約13万円くらいです。
いったん扁桃をとってしまえば症状は改善します。
扁桃は免疫の働きが発達していない乳幼児では重要な役割を果たしています。
ただ、小学生くらいになれば全身のほかの免疫機能が発達するので、扁桃をとっても
問題ないと考えられています。
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