クリニックからのお知らせ

■★拡大する薬剤師の裁量★

大学の薬学部は2006年度から6年制となり、新制度下で学んだ薬剤師が今春初めて誕生した。
病院での実習などを経験した薬剤師に裁量を与え、薬による効果的な治療を促すことが新制度の狙い。
今後は薬剤師の活躍の幅が広がり、拡大する見込みだ。診療報酬制度も薬剤師の判断や処置に点数を
与えるよう設計されている。4月の診療報酬の改定では医師が処方箋を出す際に薬の製品名ではなく
成分名で処方すると病院側に報酬が加算されるようになった。この結果、薬局で薬剤師が同じ成分で
価格が安い後発薬(ジェネリック医薬品)を選ぶことができ、患者は費用負担を抑えられる。
後発薬の業界団体、日本ジェネリック製薬会社によると、4〜6月の医療用医薬品に占める
後発薬のシェアは25・3%となり前年比で2・2ポイント上昇した。
国は医療費削減のために今年度中に30%までシェアを高める目標を掲げている。
在宅医療向けの服薬指導や宅配サービスも薬局としての役割がより一層求めらられている分野。
薬剤師が介護施設や患者宅に定期的に薬を届けて管理し、医師と連携して処方薬の提案や
治療に向けての処方設計ができるように節度改良が進められている。
これまで医師の処方箋に従い医療品を提供するだけだった薬局が主体的に医療活動を担うように
変化し始めている。
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