クリニックからのお知らせ

■★高齢者の肺炎★ ?
高齢化社会の到来で肺炎で亡くなる高齢者が急増、
日本人の死因の3位に浮上した。口の中の細菌を吸い込んで発症するケースが多く、
高齢者施設の入所者に目立つ。歯垢などを取り除く口腔ケアやワクチン接種は
予防効果があり、今年度からは手術後の口腔ケアに診療報酬が認められた。
厚生労働省の2011年人口動態統計によると、日本人の死因順位で肺炎が
脳血管疾患を上回って3位となった。三大死因に入ったのは、感染症が遅れていた
1951年以来60年ぶり。高齢になるほど死亡率は上がり、
死者の96%は65歳以上だった。従来は発症した場所から、自宅で暮らす人が起こす
「市中肺炎」と入院中の人がかかる「院内肺炎」に分けてきた。しかし高齢化の進展に伴い、
これらの概念でくくれない肺炎が出てきた。11年8月、医療・介護関連肺炎(NHCAP)
という新しい概念を設けて診療ガイドラインができた。
NHCAPは?長期療養型病床または介護施設に入所している
?90日以内に2日以上入院した?高齢で介護を必要とする
?継続的に通院して人工透析や注射で抗がん剤などによる治療を受けている
のいずれかに当たる人が発症した肺炎。
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