クリニックからのお知らせ

■★慢性閉塞性肺疾患(COPD)★
階段を上るだけで息切れをする。せきやたんが止まらない。
こんな症状に悩まされていませんか?「肺年齢」を測れば、肺の年齢が簡単にわかります。
実年齢と肺年齢が大きく異なる場合、慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気かもしれません。
肺年齢の測定には、スパイロメトリーという装置を使う。
限界まで息を吸って一気に吐き出してください。最初の1秒間には吐き出した空気の総量に対する
1秒量の割合「1秒率」などの値を計算式に当てはめることで、肺年齢が計算できる。
肺年齢の測定が重要なのは、COPDの早期発見につながる可能性があるからだ。
COPDは肺に炎症が起こり、空気の通り道である気道が狭くなる病気の総称。
1秒率が70%未満といった条件を満たす場合、COPDの疑いがあると診断される。
主な症状には、運動時に呼吸が苦しくなったり、慢性的にせきが続いたりなどがある。
肺年齢が実年齢より10歳以上高い場合、より詳しい検査が必要です。
COPDが進行すると、日常生活にも支障が出てくる。将来的には、肺がんや動脈硬化症、
骨粗鬆症なども発症しやすくなるとされ、患者数は40歳以上で約530万人に上ると推計されている。
しかし息切れは老化のせい、せきやたんは風邪のせいとして見逃されることが多い。
COPD患者の9割以上に喫煙席があるとされ、予防に最も効果的な方法は禁煙だ。
自分の意思でやめられない人は、医師に禁煙補助薬を処方してもらうという方法もある。
また適度な運動も重要だ。週3回、汗をかくぐらいの緩やかな筋トレを勧める。
全身を鍛えることで肺を動かす横隔膜の筋肉も鍛えられ、呼吸が楽になります。
その結果、体操を続けた人の方が、肺活量や6分間の歩行距離などが改善していた。
息が苦しいと動かさないと、長く続ければ呼吸が楽になる可能性がある。

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