クリニックからのお知らせ

■潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、「原因不明の難病」と言われることがあります。
潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症が起きることで、下痢や血便などの症状があらわれる病気ですが、
炎症の起きる原因がよくわかっておらず、国で「特定疾患(難病)」に指定されています。
しかし潰瘍性大腸炎の治療は、近年、大きな進歩をとげ、ほとんどの患者さんが、
薬による治療で症状が治まった「寛解(かんかい)」という状態になることができます。
寛解になれば、治療をきちんと続けていくことで、病気になる前と変わらない生活を送って
いくことができるのです。ただ、原因不明で根本治療がない慢性の病気なので、
寛解になっても治療は根気よく続けていかなくてはなりません。

潰瘍性大腸炎の炎症の範囲(病変範囲)によって、直腸炎型、左側大腸炎型、
全大腸炎型、およびごくまれに右側または区域性大腸炎に分類されます。
炎症は多くの場合、肛門側(直腸)から始まり、徐々に上に広がっていくと考えられています。
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