クリニックからのお知らせ

■★ブルーライト遮って★ ?

パソコンやスマートフォン、液晶テレビから出る青色の光「ブルーライト」が、
健康に影響を及ぼす可能性が指摘されている。目が疲れやすくなったり、
眠れなくなったりするという。最近は対策グッズも発売され始めた。
どんな影響があり、どう防げばよいのだろうか。ブルーライトは、バックライトに
発光ダイオード(LED)を使うディスプレーや証明などから出る。
LEDから出る青い光はブラウン管などに比べてはるかに多い。
青い光は紫外線に次いでエネルギーが強く、目の水晶体を通過して網膜に
影響を与えやすいという。例えば、5月の金環日食のとき、専用メガネを使わずに
網膜を傷める人が各地で出た。主に青い光が原因だったとされる。
パソコンやスマホなどから出る青い光は、太陽の青い光に比べれば微弱だが、
画面を毎日長時間見続ければ、目への悪影響が心配される。
ブルーライトは目の疲労や不眠の原因となる。その原因はいくつかある。
まず、波長が短く散乱しやすいことだ。目はレンズの役目を担う水晶体によって
ピントを合わせる。青い光には合わせにくく、まぶしさやちらつきの原因となる。
次に紫外線と違い、水晶体や角膜を通過して網膜に届く点だ。網膜の中心部には視力にとって
最も大切な黄斑と呼ぶ部分がある。そこにエネルギーが大きい光が当たり続けると、
悪玉物質の活性酸素が発生して加齢黄斑変性になる危険が高まるというという。
加齢黄斑変性はものが見えづらくなる病気で、失明の原因にもなる。ネズミを使った実験で、
青い光によって黄斑が炎症を起こすとわかった。また、青い光には睡眠を促す
ホルモンのメラトニンの分泌を減らす働きがある。
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