クリニックからのお知らせ

■★後発薬登場、変わる料金★
薬局で処方箋調剤で患者さんが支払う料金は、健康保険の場合、費用の3割、
あるいは1割と決まっています。薬代のほかに「調剤技術料」と「薬学管理料」と呼ばれる
費用が加わります。薬局は処方箋で書かれた薬の在庫がないことを理由に調剤を断ることは
法律で禁じられています。在庫がなければ取り寄せなければなりません。
薬局は医薬品卸行差から医薬品を仕入れて調剤しますが、いったん箱を開けると
残っていても返品はできません。そこで「基本料」という管理料をいただくことになっています。
これには、温度や湿度など保管に関わる料金も含んでいます。調剤の手間だけで算定できる
「技術料」があります。例えば患者さんが飲み忘れを防ぐため、薬局が1回に服用する薬を
1袋ずつにまとめれば、定められた料金を加えます。後発医料品(ジェネリック)を
どのくらい調剤したのか、その割合の平均値によって加算する料金が変わってきます。
後発品を多く調剤してもらった方が国の医療費は安く済むため、薬局にインセンティブが
働くようにしているのです。薬局は入手しやすさなども考えて後発医療品を選びます。
同じ製品でも薬代が違うため、以前のようにどこの薬局でも料金は同じという
状況ではなくはなくなってきました。
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