クリニックからのお知らせ

■★近視の原因、遺伝と環境★
昨今メガネをかける人がたくさんいます。学生時代に視力が落ちて近視や乱視になり、
メガネをかける生活になった人も多いでしょう。欧米諸国に比べるとアジア人の近視比率は高く、
日本や中国、台湾などでは小学生から近視率が高まり、大人になると5割ほどが近視になると報告されています。
近視は主に目の奥行が長くなり、目の奥の網膜と呼ばれるフィルムの部分に画像のピントが合わなくなる状態です。
目の形状によるものなので、遺伝的部分が半分、環境的要因が半分と考えられています。
動物試験で、片方の目を見づらい状態にすると、その目が次第に禁止になることが確認されています。
暗いところで本を読んだり、寝っころがってテレビを見たりすることが悪いというのは
理論的に正しいといえます。十分に注意していても近視を避けることは難しい。
現代人は近くの文字情報を必要としており、近視はそんなライフスタイルへの適応とも考えられます。
近視予防のため遠くばかり見ていたら、知的な行動はできません。
近年、外科的に近視を治すことができるようになりました。レーシックというレーザー治療で、
痛みもなく15分ほどですが、事前の詳細や検査や診断が重要です。近くの眼科に相談して、
信頼できる施設を紹介してもらうとよいでしょう。

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