クリニックからのお知らせ

■★のどのトラブル、予防と対策は★ ?
この症状は、いわば喉の感覚が過敏になった状態。のどのイガイガ感の場合は、
漢方薬が効果的なこともある。口をゆすいだ後、ぬるめの甘草湯、桔梗湯で
うがいをすると過敏な感覚が和らぐという。うがいをした後、吐き出してよいが、
慣れたら飲み込んだ方が効果的だという。症状が軽い場合は、番茶のようにタンニンを
多く含む渋めのお茶をさまして塩をひとつまみ加えたものでも同様の効果がある。
咽喉頭異常感症のなかにはのどが詰まった感じや、ゴロゴロとした塊があるような感じを
訴える人もいる。のどは生命維持にかかせない臓器のため、他の場所なら気づかないような
小さな刺激でも神経質になる場合がある、心療内科などでヒステリー球などと呼ばれる概念と同じだ。
軽症の場合は、半夏厚朴湯などの漢方薬が効果的で、最近では耳鼻咽喉科でも処方されるようになった。
また最近、咽喉頭異常感症の原因として注目されているのが胃との関連だ。
胃液が食道に逆流して食道に炎症や潰瘍を起こす逆流性食道炎では、症状として胸焼けなどが起きるが、
より症状が軽い場合は食道の症状は全くなく、より敏感なのどが不調をきたす。
こうした症状を咽喉頭酸逆流症という病気として診断することを提案してきた。
分かりやすく表現すればのど焼け。プロトンポンプ阻害薬という胃液分泌を抑制する
医薬品で改善する場合もある。のどの違和感が続く場合には、耳鼻咽喉科で、がんなどの病気が
無いことを確かめた上で、胃の働きを改善する医療を受けきるといいだろう。
冬のイライラの原因となりがちな、のどのトラブル。早めの対処で改善したい。
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