クリニックからのお知らせ

■★慢性腎臓病★ ?
自覚症状がないまま進行し、気づいたときは手遅れなこともある「慢性腎臓病(CKD)」
病名の印象から甘く見る人がいるかもしれないが、悪化すると腎不全で尿毒症を起こし、
人工透析などを余儀なくされる。心筋梗塞などのリスクも高めるとされ、
軽視は禁物だ。腎機能の検査で認識し、生活習慣を改善するよう専門家は強調する。
いまだに重症の尿毒症で病院にかつぎこまれる人がいる。
健診を長期間受けていなかった例や、以前に異常が見つかったのに放置していた例だという。
CKDは腎機能が健康な人の6割以下に低下したり、たんぱく尿などの異常があったりする状態が
3か月以上続く場合を指す。腎機能障害やたんぱく尿の程度で重症度を分類する。
腎機能障害は6段階に区分され、一番重い「G5」はすでに末期腎不全だ。
CKDになると、将来、人工透析や腎移植が必要になる恐れが高いうえ、
心筋梗塞や心不全など心血管の病気リスクも高い、腎機能検査を受けてほしい。
必要な検査は血清クレアチニン、血尿、たんぱく尿。クレアチニンは、
人によっては普段の健康診断に入っていないので、自発的に受ける必要がある。
腎機能は年を重ねるごとに落ちるので毎年検査することも大切という。
クレアチニンから、腎機能障害の程度を示すGFRを推定できる。
クレアチニンが同じ値でも年齢や性別によって異なる。異常が見つかりCKDと診断されても
自覚症状がないため、そのうち診療に来なくなる患者が少なくない。
自覚症状が出て再び受診したときには、すでに腎不全で手遅れの場合が多いという。
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