クリニックからのお知らせ

■★インフルエンザ脳炎★ ?

インフルエンザ脳症は早く治療すれば、高い効果が得られやすい。
2002〜04年の約300の治療例を分析したところ、脳症が発症した
当日に治療した患者では死亡や重度の後遺症が起きた例はみられなかった。
ただ、発症2日目の治療では、約半数に死亡または後遺症が出た。
3日目で治療を始めた患者では、これが約80%に上がったという。
治療では免疫を抑える薬などを投与する。脳細胞の破壊を抑える低温療法などを実施する例もある。
脳症は脳にウイルスが侵入するのではなく、病原体に対抗するため体に備わっている
免疫システムが過剰に働いた結果、起こると考えられているからだ。
免疫に関係する物質が脳に達し、脳細胞の死滅をもたらすというのが多くの専門家の見方だ。
インフルエンザ感染も徐々に増えている。例年通りなら1〜3月にかけて全国的に流行する可能性が高い。
去年より発生ペースは遅いが、急増することも珍しくない。
現時点でではA香港型が最も多いが、違うタイプが今後増える可能性もあるという。
このため、子供は流行前に接種しておいたほうがよい。ウイルス感染症を防ぐのは難しいが、
脳症など重症例が起こるのを抑えると期待されている。一方、大人の場合は体力の衰えた高齢者の他、
糖尿病や肝臓の病気など患っていると、肺炎を起こしたりして重病化することがある。
高齢者などはワクチンを接種した方がよいだろう。インフルエンザにかからないようにするため、
日ごろから手洗いを敢行し、規則正しい生活を送るように心がけたい。かかってしまったら、
マスクをつけ、せきやくしゃみでウイルスが広がるのを防ぐようにしよう。
Topページに戻る