クリニックからのお知らせ

■★虫歯でなくても歯は溶ける★

いま健康食品のブームである。テレビのチャンネルを回せば、
健康食品に関する番組があるし、新聞広告やチラシもこうした商品のオンパレードだ。
健康食品にはしっかりしたものもあるものの、多くは「?」と思わざるを得ないという。
世に出ている健康食品のほとんどは、役に立たないと思う。
最近は、特定の保険効果をうたっているようにとれる商品もあり、医薬品と形などが紛らわしいものもある。
医薬品と食品とは成分や品質の点で大きく異なる。医薬品はより厳しく管理されている。
これに加えて、私は医薬品と食品が決定的に違う点をよく話している。
それは、医薬品はある程度(服用する)リスクを受け入れて使うものであり、
逆に食品はリスクはほぼゼロでなければならないという点だ。何事にもリスクとベネフィット(利益)がある。
医薬品はベネフィットがリスクを少し上回れば使う意味がある。例えば、抗がん剤は副作用という
リスクがあっても、ガンをなおすというベネフィットがあるからリスクを受け入れられる。
リスクがあるから、医薬品は医師、看護師、薬剤師といったプロが扱う。
一方、食品を扱うのは主婦などのアマチュアだ。リスクを限りなくしなければならない。
健康食品には、取りすぎると体に悪く作用するものもある。
また、長い間食べ続けなければ効果が表れにくい。加えて、食品中に含まれるいろいろな成分の
相互作用によってゆっくりと効果表す。特定の成分だけを取り出した健康食品は大して効果を期待できない。
ダイエットと称して少量の食事ですます女性も多い。足りない栄養成分を健康食品やサプリメントで
補っているという。こうした商品にのではなく、毎日の食事を取ることが大切だ。
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