クリニックからのお知らせ

■★ビタミンD不足★ ?

高齢者に多い骨がスカスカになる骨粗しょう症対策にカルシウムだけでなくビタミンDも
重要なこととはよく知られているが、筋肉や筋力にもかかわることがわかってきている。
骨粗しょう症になっても骨折しないことが肝心なので、筋力の維持で転倒しにくくなるためにも
ビタミンDが大切。また、様々な調査によって日本人は従来予想していたよりも血中濃度が
低い人が多いことが分かってきたという。あまり外出しない高齢者のほか、過度に紫外線を
カットしている若い女性も気をつけた方がよい。日光浴は手首から先が1日に15分〜30分、
日光に当たる程度で足りる。高齢になると皮膚でできにくくなるので、若い人より時間は長めが必要だ。
窓ガラスは紫外線をある程度カットするので屋外の散歩などがおすすめだ。
食品からの主要な供給源は魚やキノコ。干ししいたけは天日干しで紫外線に当たることで
皮膚と同じようにビタミンDが作られる。このため日に当てていない乾燥シイタケには注意が必要だが、
その場合は自分で天日干しする方法もある。平均的な食生活をしていればビタミンDが足りないことはないが、
偏食をしている人は足りない可能性もある。例えば外食ばかりしているとか、同じメニューばかり食べている場合だ。
また、特定の栄養素が良いといわれて、そればかり多く食べていると、代わりに他のものが減る。
バランスの良い食事が大切だ。各栄養素の量を細かく把握するのは難しいが、そこまで難しく考えなくても、
意識して毎食メニューを変え、いろいろなものを食べればよいという。加工食品には栄養成分の
表示ののあるものが多いので、まず表示に興味を持って見てほしい。一食あたり何がどのぐらい含まれるか
などが感覚的に分かるようになり、食品を選ぶときの判断基準が養われていく。
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