クリニックからのお知らせ
■脂質異常症の検査
*脂質異常症の診断基準
次の項目のいずれか1つでも該当すれば、脂質異常症と診断されますが、
なかでもLDLコレステロールの値が重要視されます。
高LDLコレステロール血症 140mg/dℓ以上
低HDLコレステロール血症 40mg/dℓ未満
高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症) 150dℓ
*異常が見つかったら
軽度の脂質バランスの異常を指摘された人は、まず食事や運動などの生活習慣を改善して
適正な脂質バランスに戻すように努めましょう。薬物療法が必要と診断された人は、
医師の指示に従って正しく服薬し、状態に応じて3ヵ月〜6ヵ月に一度の間隔で血液検査を受けて、
薬の効果や脂質の状態をチェックしてもらいましょう。
*他の動脈硬化の危険因子もチェックしましょう
脂質異常症は動脈硬化の危険因子のひとつですが、次のような他の危険因子が絡み合うことによって、
さらに加速度的に動脈硬化が進んでしまいます。脂質異常症のほかに他の危険因子がないかどうか
チェックし、もしあれば、それを改善するようにしてください。
*動脈硬化の危険因子
【加齢(男性45歳以上、女性55歳以上)】
年に一度の健康診断を続けることによって異常を早くキャッチしましょう
【高血圧・糖尿病・脂質異常症】
食事療法、運動療法、必要に応じて薬物治療法で、適正値の維持に努めましょう
【肥満】
食事療法、運動療法で、適正体重になるよう努めましょう
【喫煙】
禁煙しましょう
【家族に狭心症や心筋梗塞、脳梗塞を起こした人がいる】
年に一度の健康診断を続けることによって異常を早くキャッチしましょう