クリニックからのお知らせ

■★隠れ冷え症★ ?
また、ごはんやパンなど炭水化物でとったエネルギーを燃やすのに必要な、鉄、マグネシウム、
クロムなどのミネラルやビタミン類の不足も低体温の原因になる。東日本大震災後に、
おにぎりなどカロリー重視で栄養バランスの悪い補給物資を食べ続けたことが
被災者の不調の不調となったことが、避難所での栄養調査指摘された。体を温める食材として
ショウガが知られるが、冷えやすい体を改善するには、ミネラル、ビタミン類の補給が不可欠。
これらを豊富に含むのが雑穀、豆類、干ししいたけ、のり、かつお節などの伝統的な乾物。
アルコール類は、飲むと体が温かくなったように感じるが、体表面の毛細血管を拡張させるので逆に
体温が奪われる。酔ってソファなどで過眠するのが習慣になっている場合、低体温の原因になるので要注意だ。
第3のポイントは汗対策。汗などで体がぬれていると体温が急速に失われる。野外活動などで
汗をかいたときは、乾いた下着に替えられるように準備したい。都市部では通勤などの満員電車でかいた
汗が原因となり冷えることがある。何枚も重ね着するより、マフラー、帽子、手袋などを利用して
汗をかく前に調節することがコツだ。体が冷えたときには入浴。中心まで冷え始めた体を温めるには、
38~40度の湯に20分程度つかる。疲れているときは、みぞおちあたりまでつかる半身浴がお勧めだ。
上半身が冷えないように乾いたタオルなどを肩にかけるといいだろう。冷えは食欲不振や運動不足をもたらし、
冷えをさらに進行させる悪循環をもたらす。早めの冷え対策に取り組もう。
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