クリニックからのお知らせ

■★予防接種有用性★ ?
細菌やウイルスが口や鼻から体内に入って起こる感染の病気に、多くの人が
かからないようにするのが予防接種だ。始まりは1796年。天然痘というウイルスの病気を
予防する方法として、イギリス人医師が考えたと言われている。ワクチンという薬を注射などで
体に入れると、なぜ、予防する効果が得られるのだろうか。体の中に細菌やウイルスが入ると、
「免疫」というものができる。免疫は、もう一度、同じ細菌やウイルスが体に入ろうとした時に、
入ってこられないようにブロックしてくれる。ワクチンの仕組みはこれと同じで、ワクチンを
体に入れると、弱い感染の病気にわざとかかった状態になって、免疫ができる。
しかも、自然にかかった時のように高い熱が出るといった症状はほとんどなく、他人にうつす心配もない。
ワクチンで防げる感染の病気は、世界中に20種類以上ある。1回受けるだけで効くものから、
何度か受けると十分な免疫ができるものなどさまざま。ほとんどが腕に注射する方法だが、
口から飲むタイプもある。日本では、戦後の1948年に予防接種という法律ができて本格的に摂取が
始まった。今では国が自治体を通じて費用を補助しているものがあり、子どもが対象なのが風疹やはしか、
ポリオ、結核、ジフテリア、破傷風、百日ぜき、日本脳炎の8種類がある。おたふく風邪や水ぼうそうなど
費用は原則、自分で払うものもある。小学校に入る6〜7歳までにできるだけ接種しようとすると、
計約30回も注射などをすることになる。回数が増えると、接種を受ける本人も親も大変。
このため何種類かを一つに混ぜたワクチンも増えている?予防接種ではしばし、ばワクチンを体に入れた後に
熱が出たり皮膚が赤く腫れたりする「副作用」が問題になる。最近では7月と10月に、それぞれ10歳以下の子供が
日本脳炎の注射後に亡くなったことが大きなニュースになった。ワクチン直接の原因になったのか、
専門家による検討が続いている。
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