クリニックからのお知らせ

■★変わる出生前診断★ ?
妊婦の血液を調べるだけで、おなかの赤ちゃんの染食体の数の異常がわかる検査が
日本でも話題になっています。胎児の染食体などを調べる「着床前診断」と、受精卵が
子宮内に着床して妊娠が成立した後に行う「出征前診断」があります。
いま話題になっている新たな検査は、後者の出生前診断の一種です。
日本で新たに始まるのは染色体21番と18番、13番の異常を見る検査です。
倫理的には、男性特有のY染色体の有無を調べれば胎児の男女も判明できます。
実際、検査を請け負う米国企業では男女判別検査も実施しています。新型検査は「精度99%」
と言われています。ただしこれは、高齢出産などハイリスク妊婦の場合の成績。
35歳未満の若い妊婦だけで検査をすると、もともと染色体異常の数が少ないため、精度は5割程度まで
に下がってしまいます。新型検査で染色体異常の可能性が高いという結果が出た場合に、
さらに羊水検査などによって確定診断をすることになっています。着床前診断は、受精卵が4〜8個の
細胞まで分裂した段階で1〜2個を採り、病気の原因となる遺伝子の有無などを直接調べます。
05年に始まりましたが、重篤な遺伝病など対象は限定されています。1件ずつ日本産婦人科学会の委員会で、
重篤な遺伝病などに該当するかどうかを審査し、実施可否を決めています。
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