クリニックからのお知らせ

■★健康診断でコレステロール注意★

コレステロールというと一般的には、健康を害するという悪いイメージがある。
でも、もともとは、人など動物の細胞や、その膜、ホルモンなどの重要な成分、
材料で、生命の維持に欠かせない物質で、大部分は人などの体内で作られている。
では健康上何が問題になるか、主にLDL(悪玉)コレステロールがやっかいで、
これは全身にコレステロールを運んでいるが、動脈硬化にもつながる。生活習慣などから、
血液内で循環する量が多くなり過ぎると、高脂血症という病気になる。
高脂血症の患者は全国に、2200万人いると推定されている。
血管の内側にたまると、血管が狭くなり硬く、もろくなってしまう。
血液が流れにくくなり、血管が詰まる危険が出てくる。放っておくと心筋梗塞などの
心臓病や脳梗塞などにつながる危険がある。高脂血症は遺伝的な原因の他、お酒が大好き、
肉などの脂っこいもの好き、運動不足といった生活習慣病とも密接に関係している。
健康診断で異常が出たら、食事に気をつけたり、積極的にウォーキングや水泳などの
有酸素運動をしたりすることが大切だ。生活習慣病を変えても異常が改善しなければ、
薬で治療するしかない。日本の研究者が見つけたスタチンは、肝臓でコレステロールが
できるのを抑える作用がある。この物質から世界中で7種類の治療薬が開発・販売されている。
Topページに戻る