クリニックからのお知らせ

■★インフル薬★ ?


日本感染症学会は昨年8月、病院内や高齢者施設内での感染拡大を食い止めるため、
積極的に薬を使うよう勧める提言をまとめた。高齢者施設ではインフルとみられる患者が2〜3日以内に
2人以上でて、うち1人でも陽性と判断されたら、フロア全体の入所者が抗インフル薬を服用することを
検討する。予防薬としては、タミフルとリレンザが承認され、イナビルも申請中だ。
重病化して死亡する可能性が高い高齢者を守るためには、副作用を心配するより、薬を飲む方がいい。
これまでは副作用などが心配され、予防で使うことは少なかった。新型インフル対策でも、
治療と予防での使用が計画されている。富山化学工業は、4薬とは異なった仕組の新薬「T-705」の
承認を申請中だ。細胞内でのウイルス増殖を抑え、感染から時間がたってからでも効果が発揮する
と期待されているという。一方で、薬が効きにくい「耐性ウィルス」の出現が心配されている。
08〜09年にはタミフル耐性をもったウイルス(H1N1)が世界的に流行した。
治療薬が増えれば、特定の薬への耐性ウイルスが広がっても、治療法の選択肢が残り対応できる。
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