クリニックからのお知らせ

■★口臭 原因と対策★ ?

中高年世代に口臭が強い人が増えるのは、歯周病の増加や唾液の分泌量が加齢とともに減少すること
などに関係している。一方、鏡に向かって舌を出すと、表面に白や黄色みがかかった苔状のものが
ついている人がいるはずだ。これが舌苔。はがれた粘膜上皮などがもとになりできるもので、
これを細菌が分解することで口臭の原因物質が生まれる。舌苔を落とすには柔らかめな歯ブラシか、
舌苔を落とすために先端がへら状やブラシ状になっている専用器具「舌ブラシ」などを使う。
ブラシを水でぬらし、舌の奥の方から手前に軽くかき出すようにする。舌の表面には味覚を感じる
味蕾(みらい)がある。優しく、味蕾を傷つけないよう注意する。ただ、舌苔が付着しているからといって、
必ずしも他人を不快にさせるほどの口臭があるとは限らない。舌のそうじは鏡を見ながら1日1回にとどめる。
なお口臭が続く場合は歯科医師に相談するといい。近年、口臭外来を設置する大学病院なども増えてきた。
実際は口臭がないのに、相手のしぐさなどから、くさいと思い込み、来院する患者も少なくない。
口臭発生の原因は大半が口内にあるものの、副鼻腔(びくう)炎や糖尿病など別の病気に起因する場合もあり
侮れない。口臭を分析して病気が特定できれば検査の負荷が軽減できるか、まだその場合までには至っていないという。
口臭外来は保険適用外で実費負担が原則。
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