クリニックからのお知らせ

■★不眠症★ ?
日本人の5人に一人が抱える不眠。生活習慣の改善で好転することもあるが、
悪化した場合は薬を使う治療も有力な選択肢となる。寝酒に頼ると、かえって症状を
悪化させがちだ。薬は正しく使えば症状改善が期待できる。ただ副作用が出る場合もあり、
医師の指導に従う必要がある。不眠になったとき、日本人はアルコールに走る傾向が強い。
医療機関を受診するのは1割にも満たず、飲酒に頼る人は3割という国際的な調査もある。
実はアルコールは不眠の解消には効果が薄い。脳は覚醒に近い状態だが体は休息している
「レム睡眠」を妨げるため、筋肉が休まらず、だるさが残りやすい。昼間の生活に
支障が出るようなら、積極的に治療した方がよい。睡眠薬というと危険というイメージがあるが、
最近の薬は命に関わったり障害を残したりする副作用が出ることはまずない。ただ、使用法などに
気をつけないと生活の質(QOL)をかえって下げてしまう。例えば、医師が処方する睡眠薬は脳を鎮静させ、
不安を和らげる効果がある。効く人だと、翌日も眠気が続いたり、起きたときに頭がぼんやりしたりする
ことがある。飲んだ後に車を運転するのは危険だ。ふらついたりすることもあり、注意する必要がある。
誤った使い方をしてしまう場合も多い。寝る直前に飲むと指示されていても、1〜2時間前に飲む人が
多いという。眠たくなくても前夜に起きたことや約束を翌朝にはきれいに忘れてしまう場合もある。
副作用を強めるため、お酒を飲むことは避けたい。
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