クリニックからのお知らせ

■★黄砂シーズン★ ?
深刻な中国の大気汚染が報じられ、越境汚染への関心が高まっている。
西寄りの風が強くなる春先以降は大陸から黄砂が飛んでくるようになる。
汚染物質を付着して飛来するケースも多く、子どもの喘息やアレルギーが悪化し、
脳梗塞の引き金になると指摘する専門家もいる。これといった対策はなく、花粉症のように
日ごろから吸いこまないように注意するしかない。中央アジアのタクラマカン砂漠やゴビ砂漠、
黄土高原では、春先に強風で大量の砂埃が舞い上がり、上空の偏西風に乗って運ばれる。
これが黄砂だ。2月下旬〜5月上旬に発生し、日本では関西以西を中心に1年に30日ほど観測される。
粒径が約4マイクロメートルで、スギ花粉の10分の1ほどなく、肺の奥まで入りやすい。
同2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質も含んでおり、一部は血管にも入り込む。
粒子に付着した様々な微生物や大気汚染物質が肺などの炎症を引き起こす。台湾や韓国では、
黄砂が多い時に心臓や肺の病気で死亡する人が増えるという報告もある。日本で健康影響がわかって
きたのが、ぜんそくなど肺の病気だ。黄砂が小児ぜんそくで入院するリスクを約2倍悪化させるという
疫学調査の結果を公表している。また黄砂が観測されてから1週間は、ぜんそくの発作を起こすリスクが
普段の日の1.8倍と高い状態が続くことがわかった。小学生に限ると3倍を超した。
男子は小中学生を通して発作を起こしやすく、リスクが2.3倍に。血管に入った黄砂による炎症反応で
内壁の塊がはがれて脳の血管が詰まり梗塞を起こすリスクも懸念されてる。
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