クリニックからのお知らせ

■★冬の脱水症状★ ?
脱水症状は夏によく聞きますが、冬でも起きることがあります。
乾燥した室内で過ごすと、想像以上に体の水分が不足してしまうことがあるようです。
ノロウイルスなどの対策としても、冬の水分補給は大切です。冬は水分をとる機会が減りがちになるが、
夏同様に、こまめな水分補給をしてほしい。冬は汗をかく量は少なくなるが、水分は皮膚や呼気からも
排出されている。その量は成人の場合、1日に体重1キロあたり15?リットル体重60?だと、
1日900?リットルほどの水分が出ていく計算となる。空気が乾燥していれば、さらに増える。
マンションなど、気密性が高くエアコンを使用する室内の空気は乾燥している。
加湿器を使用しなければ、外より湿度は1〜2割ほど低く、体内の水分が失われやすい。
体内の水分が減ると、集中力や食欲が低下し、めまいなどの症状があらわれる。脳梗塞や心筋梗塞の危機も
高まるとされる。食事のときや起床時、就寝前などに1日8回、コップ1杯程度の水分補給を。
水分と言っても、利尿作用が強いアルコール類は逆効果となる。例えばビールは1?飲むと
1・1?の尿が排出されてしまう。アルコール度数が高くなると、さらにその量は増える。
脱水状態に陥ってしまったらどうすればいいのか?初期の段階だと、自覚症状はほとんどない。
手の爪を押して、白からピンク色に戻るのに2〜3秒以上かかるか、また唇や舌のの乾き、
尿や涙の量などで見極める必要がある。人間の体液には、水分だけでなく塩分などの電解質が含まれている。
このため、脱水状態のときは水分と塩分を効率よく補給できる「飲む点滴」とも言われる「経口補水液」が有効だ。
経口補水液は、ノロウイルスなどの感染症対策としても重要。下痢や嘔吐をすると、成人で1日2〜3?の
水分が失われるが、その中には電解質も多く含まれている。経口補水液を、できるだけ早く飲ませれば
重症化は防げる。
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