クリニックからのお知らせ

■★便秘30年ぶりの新薬 効果長続き★
女性の5%は便秘という厚生労働省のデータがある。病院へ行かず、市販の下剤に頼りながら、
効果に疑問を感じている人も少なくないようだ。国内では昨年、30年ぶりに新しい便秘薬が承認された。
効果を早く実感でき、長続きすると期待されている。一般的に、排便の頻度が3日に1日未満、硬い便、
おなかの張りや痛みなどの不快感がある状態が続くと、慢性便秘症といわれる。大腸がんや甲状腺機能障害
などが隠れている場合もあり、甘く見るは禁物だ。米国では、閉経後の重症便秘の女性は、
血管や心臓の病気のリスクが高くなるという研究結果もある。女性ホルモンには大腸の水分吸収を促す作用もあり、
便秘は女性に多い傾向がある。年齢が上がって筋力衰えるにつれて男女差は小さくなる。
厚生省の調査では、便秘を自覚する人は40代までは2%強。50代から増えて、70代以上では10%を上回る。
大腸がんなどの病気や薬の副作用で便秘になることもあるが、生活習慣やストレスなどで大腸の働きが鈍って起こる
「弛緩性便秘」がもっとも多くみられるタイプだ。重症化して、大腸の動きが極端に鈍り、ほとんど動かなくなると、
大腸の大部分(結腸)を取り除く手術を行う場合もある。直腸の形や動きの異常で起こることもある。
直腸の一部が膣側に突き出てしまい、うまく便が出せない直腸瘤は手術で治す。いきむときに肛門付近の筋肉が
正しく働かない場合は、力の入れ方の訓練が必要だ。生活の欧米化、高齢化で、便秘に悩む人は今後も増える。
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