クリニックからのお知らせ

■★インフルウイルスの脅威★ ?

インフルエンザウイルスがパンデミックを引き起こすほどの感染力を持つ理由は
完全に解明されたわけではない。インフルエンザウイルスについて分かっていることはほんの一部。
遺伝子配列が分かっても、どのような変異が起きれば、人に感染するようになるのかは未解明だ。
人間がワクチンや治療薬を開発すると、それに影響を受けないような特徴を持ったウイルスが現れる。
医学とウイルス変異のイタチごっこのような状況が、人類とインフルエンザとの間で繰り返されてきた。
そもそもインフルエンザウイルスはどこからやって来るのだろう。A型は季節性も含めて、
すべてのもとになっているのは、自然界で水鳥と湖沼との間を循環しているウイルスだ。
水鳥の体内にいる間、インフルエンザウイルスは何も悪さをしない。人のウイルスに同時感染した
豚の体内で遺伝子の交換が発生。豚に感染を繰り返すことで人に感染しやすいウイルスが生まれるという。
周期的に新型ウイルスが誕生し、人間を脅かすインフルエンザ。将来、天然痘ウイルスのように
撲滅することは可能なのか。対策は取れるが根絶することはできない、現実問題としてはほぼ無理だろう。
ウイルスを撲滅させるとなると、世界中にいる膨大な種類、数の野生の鳥類を根絶さなければならないからだ。
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