クリニックからのお知らせ

■★夏場の紫外線★ ?
日差しが目にまぶしい季節になった。海やプール、山などに出かけることが増える夏は、
目の病気も多くなるという。プールでかかりやすいウイルス性結膜炎のほか、紫外線の影響で
目が傷ついたり、視力がよわくなったり、することもある。夏場の目の健康についてまとめた。
頭上にくる紫外線は太陽が最も高くなる。しかし、目に入る紫外線は、春から秋にかけて、
9時と14時〜15時が最大値になる。紫外線を一気に浴びると、急性の症状で結膜(白目の表面)
の充血や角膜(黒目の表面)の細胞が傷付いてはがれ、目が痛くなる場合がある。
慢性的なものでは、瞼裂斑や、結末の細胞が異常に増えて黒目まで覆うほどになる
翼状片、レンズの役割をする水晶体が白く濁る白内障が出やすい。翼状片は早いと30代から始まり、
失明の危険もあるという。充血やゴロゴロすりう違和感が出始め、乱視が強くなってくると
手術で増えた結膜の細胞を取り除く。瞼裂斑は失明の危険性はないと考えられるが子供でもなりやすい。
一度できると消えにくいが、抗炎症目薬で違和感を取り除く治療をする。紫外線の対策としてはまず、
紫外線カット機能のあるサングラスや眼鏡をかけるのがよい。ただ、紫外線は正面からだけ入ってくる
わけではない。目の斜めうしろから様々な角度で入ってくる紫外線は角膜で屈折して一定の場所に集まり、
入った時の20倍の強さになることもある。耳を覆うツバの広い帽子をかぶってサングラスなどをかけるか、
耳に欠ける部分が厚く、ゴーグルのように目を覆うサングラスを選ぶとよい。また、視力矯正用の
コンタクトレンズを使用している人なら、紫外線カットをうたう製品を選んでもいいだろう。
これらは路面などから照り返す紫外線などにも対応しやすい。紫外線対策のほか、夏場のプールでは
ウイルス性の結膜炎にも注意が必要だ。重症になると、角膜の細胞が傷ついてはがれ、とても痛い。
泳いだ後に目を洗っても予防にならないので、ゴーグルを着用するようにする。
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